- 【ワーホリで必須】カナダで銀行の口座を開設する方法と五大銀行の紹介
【ワーホリで必須】カナダで銀行の口座を開設する方法と五大銀行の紹介
著者情報
ワーホリハッカー編集部
ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
エージェントや旅行代理店に縛られない中立な立場での執筆を行っています。
ワーキングホリデーで長期間カナダに滞在する場合に必要なのが銀行口座です。
日本の銀行口座を現地で使うことも可能ですが様々な手数料がかかってしまうのでお得ではありません。
さらにアルバイトの給与振込に日本の銀行を指定することはほぼできないでしょう。
だからといってすべて現金で持っているのも危ないですよね。
1ヶ月を超える期間滞在するのであればカナダの銀行口座を開設することをおすすめします。
そこで今回はカナダで銀行の口座を開設する方法をご紹介します。
カナダの銀行の口座の種類
カナダで銀行口座を開設する前にまずはカナダの銀行の基礎的な知識についてご紹介します。
日本ではそこまで意識することはないかもしれませんが、カナダの銀行口座の種類は細かく分かれます。
そのうちワーホリで滞在するあなたに関係が深い2つの口座をご紹介します。
Chequing Account (チェッキングアカウント)
日本語に訳すと「当座預金口座」です。
日本語で言われてもわからない…。
当座預金というのは小切手や手形の決済ができるもので日本ではほぼ企業が使っている口座です。
普通に生活しているだけでは馴染みがないのは当たり前ですよね。
しかしカナダのチェッキングアカウントは日本と少し違います。
ATMでお金を入れたり出したり、クレジットカードやデビットカードの支払いはこの口座に対して行います。
これって日本の「普通預金口座」と同じですよね。
そのような使いみちなのでチェッキングアカウントという名前は気にせず、ワーホリに来たならこの口座は開いておきましょう。
Saving Account (セービングアカウント)
セービングアカウントはわかりやすいのかもしれません。
日本語では「貯蓄預金口座」です。
こちらはそのまま意味が通じるのではないでしょうか。
生活費の支払いではなく、あくまでも貯金をする口座で、日本では「定期預金口座」にあたります。
1年ぐらいの期間の滞在であったらそこまでお金に余裕はありませんよね。
そのような場合には無理にセービングアカウントを作らなくても大丈夫です。
ワーホリから就労ビザに切り替えて、生活に余裕が出てきたタイミングで作っても良いでしょう。
カナダの五大銀行
カナダには「五大銀行」と呼ばれる全国的に展開している5つの銀行があります。
日本のメガバンクと同じようなものと考えてみてください。
他にもローカルに根付いた銀行やオンライン専門の銀行など様々な銀行があります。
ただ、こだわりがないのであれば利便性などを考えて五大銀行のうちどこか1つの口座を開設しておくことをおすすめします。
それでは5つの銀行をご紹介します。
(以下の順番は企業規模の順で、おすすめ順ではないことにご注意ください。)
1. Royal Bank of Canada (カナダロイヤル銀行 / RBC)
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カナダ最大の銀行で世界中に支店やグループ企業を持っています。
東京にも支店がありますが、口座開設はカナダ国内でしかできないので注意してください。
手続きのときに日本語の通訳サービスがあったり、支店によっては日本人のスタッフの方がいることもあるので安心ですね。
公式サイト:Personal Banking | RBC Royal Bank
2. The Toronto-Dominion Bank (トロント・ドミニオン銀行 / TD)
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TDと呼ばれるカナダ第2位の銀行です。
バンクーバーの支店では日本語で対応してもらえます。
公式サイト:Personal Banking | TD Canada Trust
3. Scotiabank (スコシアバンク)
[image path="scotiabank-logo.png" alt="Scotiabank (スコシアバンク)" reftext="Scotiabank" refurl="https://en.wikipedia.org/wiki/File:Scotiabank_logo.svg"]
カナダ国外にも多くの支店を持つ国際的な銀行です。
日本にも支店はありますが企業向けのサービスを提供しているため、個人での口座開設などはできません。
支店によっては日本語で対応してくれる場合もあるので事前に連絡してみましょう。
公式サイト:Personal Banking | Scotiabank
4. Bank of Montreal (モントリオール銀行 / BMO)
[image path="bank-of-montreal-logo.png" alt="Bank of Montreal (モントリオール銀行 / BMO)" reftext="Bank of Montreal" refurl="https://en.wikipedia.org/wiki/File:Bank_of_Montreal_Logo.svg"]
カナダで最も古い銀行で元々はカナダの中央銀行でした。
日本語のサービスは現在ないようなので積極的に選ぶことはないのかもしれませんね。
公式サイト:Personal Banking | Bank of Montreal
5. Canadian Imperial Bank of Commerce (カナダ帝国商業銀行 / CIBC)
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元々カナダ第2位の規模でしたがアメリカ国内で損失を出し、現在は第5位にまで縮小してしまいました。
日本語のサービスは現在ありませんが、カナダ全国のコンビニエンスストアにATMがあり利便性は高いです。
公式サイト:Personal Banking | CIBC
銀行の選び方
カナダには大きい銀行だけで5つあるとご紹介しました。
地域に根差した銀行も含めるとかなりの数になります。
その中からどのように口座を開設する銀行を選べば良いのでしょうか。
銀行選びの参考になるポイントをいくつかご紹介します。
1. 手数料の違い
日本の銀行でかかる手数料といえば、ATMでの入出金と振り込みの2種類ではないでしょうか。
そして同じ銀行であれば基本的に手数料は一定です。
ある銀行に口座を持つAさんの手数料が220円であれば、同じ銀行に口座を持つBさんの手数料も220円です。
(最近のインターネット専門銀行の一部はランク制を導入し手数料が異なる場合もありますが割愛します。)
一方でカナダの銀行の手数料で日本と大きく違うものがひとつあります。
それは「口座維持手数料」です。
何をしなくても毎月手数料が口座から引かれます。
その名の通り、口座を維持するために必要な手数料があるんです。
ATMの利用料が安いからと選んで失敗しないように口座維持手数料もチェックしておいてくださいね。
さらにカナダの銀行は同じ銀行でも手数料が大きく異なる場合があるんです。
同じ銀行の同じチェッキングアカウントでもいくつかのプランがある場合があります。
例えばATMはほぼ使わないでクレジットカード(デビットカード)ばかりだよという人は、ATM手数料が高いけど口座維持手数料が安いプランが合いますね。
他には語学学校などに通っている人には学生向けのプランがお得です。
自分の生活スタイルに合った手数料・プランを持つ銀行を選んでみてください。
2. 支店やATMの場所
カードメインのキャッシュレス派だとしても年に数回は銀行の支店に行ったりATMで入出金することはあるでしょう。
そのときに自分の生活エリアに支店やATMがあるとやはり便利です。
手数料が安いからといって、わざわざ家の近くに支店がない銀行を選んでしまい、手続きのために交通費をかけて行くのでは本末転倒ですよね?
利便性が高い場所に支店やATMがある銀行を選びましょう。
3. 日本語対応があるかどうか
いくつかの銀行では日本人や日本語が話せるスタッフさんがいる場合があります。
日本語対応があるかどうかで銀行を選ぶのも良いかもしれません。
口座開設だけなら簡単な英語なので心配することはありません。
しかし何かトラブルがあって口座から出金ができない、デビットカードが使えないという状況に陥ったときに英語で説明しないといけない、英語で聞き取らないといけないのは難しいかもしれませんね。
日本語対応が必須項目ではないかもしれませんが、あると安心ですね。
銀行口座を開設する方法
ここまでカナダの代表的な5つの銀行やどうやって口座開設をする銀行を選ぶポイントをご紹介しました。
続いては具体的な口座開設の方法です。
カナダの銀行の一般的な開設方法ですので、具体的には各銀行のWebサイトを見たり支店に問い合わせたりして確認してくださいね。
【注意】日本からカナダの銀行口座は開けません
いくつかのWebサイトで「日本に支店があるカナダの銀行では日本の支店で口座が解説できる」と紹介されています。
しかし2020年時点では日本からカナダの銀行口座は開けません。
数年前までは実際に口座開設ができたようなのですが、カナダの法律が変わり現在では日本での口座開設はできなくなってしまったようです。
ステップ1:パスポートとビザ、現住所の証明書を持って支店に行く
カナダの銀行では口座開設に2種類の身分証明書が必要です。
ひとつは写真が入っていなければいけないのですが、パスポートなら持っていますよね?
そしてもうひとつの身分証明書としてワーキングホリデーや学生ビザなどもプリントアウトして持っていきましょう。
ただし大前提として観光ビザでは口座開設ができないケースが多いのでご注意ください。
また念のため学生証や日本で使っているクレジットカードがあると良いかもしれません。
身分証明書と合わせて必要なのが現住所の証明書です。
学校経由でホームステイをしているなら学校のカウンセラーさんにお願いすればもらえるでしょう。
フラット(日本でいうアパート)やシェアハウスに住んでいる場合には入居の際の契約書を持っていけば大丈夫。
そしてもしすでにカナダのSocial Insurance Number(SIN) を持っているのであれば、確認できる書類も持っていってくださいね。
ステップ2:店員さんの指示通りに進める
ここから先は基本的に店員さんの指示を聞いていれば大丈夫です。
もし心配な場合には日本語での案内を事前にお願いしましょう。
「身分証明書と住所の証明書を見せて」
「この書類を読んでここにサインして」
といった感じで完全に流れ作業です。
まとめ
この記事ではカナダで銀行口座を開設する方法をご紹介しました。
海外で銀行口座を作るなんてハードルが高そうですが意外と簡単ですよ。
よく「〇〇円で銀行口座開設のお手伝いをします」といった案内を見かけますが、自分で十分できます!!
これから1年間住むんですから自分でチャレンジする気持ちを持ってみてください。
なお今回ご紹介した方法はあくまでも一般的な場合です。
支店やあなたの状況などによって実際の開設方法が異なる場合もあります。
まずは実際の店舗に行ってみて相談する、周りの日本人に相談して最新の情報をゲットしましょう。
また日本からカナダに送金をしたい場合には「TransferWise」というサービスがおすすめ。
大手銀行では驚くぐらいの手数料がかかるんですが、TransferWiseが手数料激安、早い、使いやすいと三拍子揃っています。
もしTransferWiseのことを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。