- 【2020年7月更新】カナダのワーキングホリデー制度(条件、年齢、期間など)についてまとめました【完全版】
【2020年7月更新】カナダのワーキングホリデー制度(条件、年齢、期間など)についてまとめました【完全版】

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ワーホリハッカー編集部
ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
エージェントや旅行代理店に縛られない中立な立場での執筆を行っています。
日本は2020年7月現在26ヶ国とワーキングホリデーの協定を結んでいます。
カナダはワーホリで人気の渡航先のひとつです。
そこでこの記事ではカナダのワーホリビザを申請するための条件などを調べてまとめました。
カナダのワーホリに興味がある方はぜひご覧ください。
カナダのワーホリビザ申請条件
ワーキングホリデーのビザは観光ビザと異なり、発給されるのに様々な条件があります。
カナダは他のワーホリ対象国とは異なり申請が3ステップに分かれています。
- IEC: International Experience Canada
- CICワークビザ: Citizenship and Immigration Canada
- バイオメトリクス
まずはIECから見てみましょう。
1. IEC申請
まずはスタートラインになるIEC (International Experience Canada)の申請です。
この申請ができるのはこちらの条件を満たしている方です。
- 日本の国籍を有すること ⇒ 日本のパスポートがあればOKです。
- IEC申請時点の年齢が18歳以上30歳以下であること ⇒ 31歳になる誕生日までOKです。(年齢制限についての解説記事)
- ワーキングホリデービザの発給を受けていないこと ⇒ カナダで初めてのワーホリビザならOKです。
- 滞在期間中に有効なパスポートを持っていること ⇒ ワーホリが終了し日本に帰国するまでの有効なパスポートがあればOKです。
- 滞在期間中の病気やケガに対する医療保険(海外旅行保険)に加入できること ⇒ 1年間の海外旅行保険に加入すればOKです。
- 帰りの航空券を持っている、または購入できるだけの資金があること ⇒ 2,500カナダドル以外に準備しておきましょう。
- ワーホリビザ申請料の338カナダドル(2020年7月現在約3万円)の支払いができること ⇒ カナダは申請料が必要です。
IECの申請が終わると「招待状」を待つことになります。
実はカナダのワーホリは抽選方式なんです。
IECに登録をしても招待状が来ないと次のステップに進めません。
ぜひ余裕を持ったビザ申請をしてください。
2. CICワークビザ申請
ステップ1のIEC申請の結果、招待状が届けばステップ2のCIC (Citizenship and Immigration Canada)にワークビザを申請します。
ワークビザ?と思うかもしれませんが、ワーホリは仕事もできるビザのためワークビザの申請が必要なんです。
CICの申請ではこれらの書類を準備しておいてください。
- 家族の情報 ⇒ 公式サイトを確認してください。
- 顔写真 ⇒ スマホやデジカメで撮影したものでOK。
- パスポートのコピー ⇒ スキャナーで取り込んでください。
- 履歴書 ⇒ 基本的に書式や内容は自由です。就職活動ではないので最低限の情報を記入しましょう。
- クレジットカード ⇒ 書類ではありませんが、申請料の支払いはクレジットカードのみです。
3. バイオメトリクスを登録
CICでワークビザが出たら「Biometric Instruction Letter」が届きます。
これは「バイオメトリクスの登録をしてください」というもの。
「バイオメトリクス」とは生体認証のことで指紋の登録をします。
東京と大阪の2箇所で登録ができます。
地方にお住まいの方は辛いですよね…。
ここまで大まかな流れと条件についてご説明してきました。
いくつか気をつけなければいけないポイントが他にもありますよ。
健康
カナダではワーホリの申請時に健康診断は必要ありません。
しかし一部の方は健康診断を受診しなければいけません。
健康診断を受診しなければいけないのは「特定の国に6ヶ月以上住んでいた方」です。
どの国が対象になっているかはカナダ政府のサイトで確認してくださいね。
Find out if you need a medical exam | Government of Canada
健康診断結果の提出を求められたら速やかにカナダ政府指定の病院で健康診断を受けてください。
日本で健康診断が受けられる病院はこちらです。

ワーキングホリデー
カナダのワーホリで必要な健康診断を受けられる病院一覧【2020年6月更新】
ワーキングホリデーでカナダに行く一部の方は健康診断結果の提出が必要です。健康診断が受けられる日本の病院をチェックしておきましょう。
人物審査
「人物審査」と言っても面接などをする訳ではありません。
過去の犯罪歴を見ているんです。
もし過去に罪を犯してしまっている場合には警察で追加書類をもらわないといけない可能性があります。
さらに海外に不法滞在をしようとしていたりする方はこの審査で確実に弾かれてしまいます。
資金の証明
カナダにワーキングホリデーで行くには2,500カナダドル(2020年7月現在約20万円)の資金があることが求められます。
最低限暮らす&カナダから帰国できるお金ですね。
場合によっては銀行で残高証明書をもらってくるように言われる場合があります。
その際には速やかに証明書を発行してもらい提出しましょう。
カナダにワーホリビザで滞在している時のルール
ワーキングホリデーは他のビザに比べてかなり自由が効きます。
滞在中にできることはこちら。
- 観光
- 通学
- 就労
そう、なんでもできてしまうんです。
ただそれらにも細かいルールがあるのでチェックしておきましょう。
入国するまでの期間
「滞在する時のルール」とは少し違いますが、ワーホリビザが有効な期間が設定されています。
ビザ発給(発行)から1年間です。
この期間内にカナダに入国をしないとビザが失効してしまいます。
ワーホリは一度しか使えません。
無駄にしないように気をつけましょうね。
滞在できる期間
ワーキングホリデービザでカナダに滞在できるのは12ヶ月間です。
最初にカナダに入国した時がスタートで、途中で日本に帰国するなどカナダから出ていたとしてもその期間が含まれてしまいます。
学校に通える期間
カナダにワーキングホリデーで行く方の多くは英語の語学学校に通うのではないでしょうか。
ワーキングホリデービザで学校に通える期間は最大6ヶ月です。
それ以上学校に通いたい方は学生ビザを検討してみてください。
同じ雇用主のもとで仕事ができる期間
ワーキングホリデーでは仕事をすることができる特徴があります。
カナダは同じ雇用主のもとで働くことへの制限がありません。
簡単に言うと同じところでずっと働けます。
ただ様々な経験を積むためにも途中で転職することもおすすめですよ。
まとめ
カナダでのワーキングホリデービザの条件についてご紹介しました。
もし自分が当てはまるのかどうか心配な場合には旅行会社や留学エージェントなどへ相談してみてください。
なおワーホリのルールはカナダの法律で決まっており、頻繁に変更があります。
必ず最新情報をカナダ政府のサイトで確認してくださいね。
Work and travel in Canada with International Experience Canada | Canada Government