- 【2020年7月更新】オーストラリアのワーキングホリデー制度(条件、年齢、期間など)についてまとめました【完全版】
【2020年7月更新】オーストラリアのワーキングホリデー制度(条件、年齢、期間など)についてまとめました【完全版】

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ワーホリハッカー編集部
ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
エージェントや旅行代理店に縛られない中立な立場での執筆を行っています。
日本は2020年7月現在26ヶ国とワーキングホリデーの協定を結んでいます。
オーストラリアは日本と最初に協定を結んだ国で、人気の渡航先のひとつです。
そこでこの記事ではオーストラリアのワーホリビザを申請するための条件などを調べてまとめました。
オーストラリアのワーホリに興味がある方はぜひご覧ください。
オーストラリアのワーホリビザ申請条件
ワーキングホリデーのビザは観光ビザと異なり、発給されるのに様々な条件があります。
ビザの申請ができるのは以下の方です。
基本的な条件
まずは基本的な申請の条件を確認しましょう。
- 申請日とビザ発給日にオーストラリア国外にいること ⇒ 日本に住んでいればOKです。
- 今までにワーキングホリデービザで入国したことがないこと ⇒ ワーホリビザを使ってオーストラリアに入国していたらNGです。(セカンドワーホリやサードワーホリを除く)
- 申請日に18歳以上30歳以下であること ⇒ 31歳になっていなければOKです。(年齢制限についての解説記事)
- オーストラリアに12ヶ月以上滞在する意思がないこと ⇒ 不法滞在をしてはいけません。
- 扶養する子どもが同行しないこと ⇒ 子どもがいてもオーストラリアに入国しなければOKです。
- オーストラリアとワーキングホリデープログラム協定締結国のパスポートを保持していること ⇒ 日本のパスポートを持っていればOKです。
日本で暮らしている方であればそこまで大きなハードルではないのではないでしょうか。
他のワーホリ対象国もほぼ同じルールになっています。
さて、気になるのはその他の条件です。
いくつか気をつけなければいけないポイントがありますよ。
健康
持病などがなく健康であればワーホリビザの申請ができます。
そのような方は基本的にオーストラリアのビザ申請では健康診断の必要はありません。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

ワーキングホリデー
【ニュース】オーストラリアのワーホリビザの健康診断が不要に
オーストラリアのワーキングホリデービザ申請の際に健康診断結果の提出が必要なくなりました。ワーホリでの渡航を考えているみなさんにとって朗報ですね。
しかし一部の方は日本で健康診断を受けなければいけません。
申請時の質問の回答内容によって健康診断が必要かどうかが変わってきます。
健康診断を受ける必要があるのはこのような方です。
- 過去5年以内に海外に3ヶ月以上住んだことがある方
- オーストラリアで病院に行く方
- 病院などで医療関係の仕事をする方
- 幼稚園や保育園で子どもと関わる仕事をする方
- 3ヶ月以上学校に通うまたは働く方
これらはあくまでも一例です。
この条件に当てはまっていない方でも大使館の判断により健康診断が必要になる可能性があるので注意してくださいね。
健康診断結果の提出を求められたら速やかにオーストラリア大使館指定の病院で健康診断を受けてください。
日本で健康診断が受けられる病院はこちらです。

ワーキングホリデー
オーストラリアのワーホリで必要な健康診断を受けられる病院一覧【2020年6月更新】
ワーキングホリデーでオーストラリアに行く一部の方は健康診断結果の提出が必要です。健康診断が受けられる日本の病院をチェックしておきましょう。
人物審査
「人物審査」と言っても面接などをする訳ではありません。
過去の犯罪歴を見ているんです。
もし過去に罪を犯してしまっている場合には警察で追加書類をもらわないといけない可能性があります。
さらに海外に不法滞在をしようとしていたりする方はこの審査で確実に弾かれてしまいます。
資金の証明
オーストラリアで生活するため、日本へ帰国するためのお金があることを証明しなければいけません。
5,000オーストラリアドル(2020年7月時点で約37万円)と帰りの航空券分(大体10万円ほど)は最低でも必要です。
合わせて50万円の預金残高があれば安心ですね。
なお2019年4月から残高証明書(英文、オーストラリアドル建て)の提出が必須になりました。
「残高証明書はいらない」としている記事は古い情報なので注意してください。
残高証明はお使いの銀行で発行してもらうことができますよ。
これでワーホリビザ申請の準備ができました。
続いてはワーキングホリデー滞在中のルールをまとめます。
オーストラリアにワーホリビザで滞在している時のルール
ワーキングホリデーは他のビザに比べてかなり自由が効きます。
滞在中にできることはこちら。
- 観光
- 通学
- 就労
そう、なんでもできてしまうんです。
ただそれらにも細かいルールがあるのでチェックしておきましょう。
入国するまでの期間
「滞在する時のルール」とは少し違いますが、ワーホリビザが有効な期間が設定されています。
ビザ発給(発行)から1年間です。
この期間内にオーストラリアに入国をしないとビザが失効してしまいます。
ワーホリは一度しか使えません。
無駄にしないように気をつけましょうね。
滞在できる期間
ワーキングホリデービザでオーストラリアに滞在できるのは12ヶ月間です。
最初にオーストラリアに入国した時がスタートで、途中で日本に帰国するなどオーストラリアから出ていたとしてもその期間が含まれてしまいます。
なおオーストラリアではいわゆるセカンドワーホリ/サードワーホリという制度があり、条件を満たすともう1年(サードワーホリだとさらに1年)もの期間滞在することができますよ。
学校に通える期間
オーストラリアにワーキングホリデーで行く方の多くは英語の語学学校に通うのではないでしょうか。
ワーキングホリデービザで学校に通える期間は最大4ヶ月です。
それ以上学校に通いたい方は学生ビザを検討してみてください。
同じ雇用主のもとで仕事ができる期間
ワーキングホリデーでは仕事をすることができる特徴があります。
しかし「同じ雇用主のもとで働けるのは6ヶ月間」というルールがあるんです。
簡単に言うと同じところで働けるのは6ヶ月間です。
もしそれ以上働きたい場合には労働ができる他のビザが必要です。
いわゆる就労ビザを雇用主にサポートしてもらってください。
なおオーストラリア北部での一部の仕事については例外があり12ヶ月間同じ雇用主のもとで働くことができます。
こちらの記事で確認してみてください。

ワーキングホリデー
【ニュース】オーストラリアでのワーホリビザ保持者が12ヶ月間の労働が可能に (ただし条件あり)
ワーホリビザでのオーストラリアの就業が12ヶ月間に延長されました。しかし地域や業界に制限があるので注意が必要です。
まとめ
オーストラリアでのワーキングホリデービザの条件についてご紹介しました。
もし自分が当てはまるのかどうか心配な場合には旅行会社や留学エージェントなどへ相談してみてください。
なおワーホリのルールはオーストラリアの法律で決まっており、頻繁に変更があります。
必ず最新情報をオーストラリア移民局のサイトで確認してくださいね。
First Working Holiday visa | Australian Government Immigration and citizenship