1. 英語の訛りを気にしてワーホリの渡航先を決めるのはナンセンス

英語の訛りを気にしてワーホリの渡航先を決めるのはナンセンス

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英語の訛りを気にしてワーホリの渡航先を決めるのはナンセンス

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ワーホリハッカー編集部

ワーホリハッカー編集部

ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
エージェントや旅行代理店に縛られない中立の立場での執筆を行っています。

ワーキングホリデーや語学留学の準備中のあなたは、どの国に行くのか何を基準に選んでいますか?
「スノースポーツが好きだからカナダ」「セカンドワーホリが魅力的だからオーストラリア」など様々な理由があると思います。

でも「英語に訛りがあるから…」といって最初から候補に入れていない国はありませんか?

「せっかくだからきれいな英語を学びたい」
「やっぱりアメリカ英語がいいんじゃないの?」

そんなことだけでせっかくのチャンスを無駄にするのはもったいない。
訛りを気にせずに渡航先を選んでもいいんです。

なぜ英語の訛りを考えずにワーホリや語学留学の国を選んでもいいのか。
そんなあなたの疑問にお答えします。

本題に入る前にいくつかお断りを。
本文中では「訛り」としていますが正確には「方言」や「アクセント」かもしれません。しかしこの記事内ではわかりやすく「訛り」に統一させて頂きます。
また、記事内の表現において特定の地域や方々を否定する意図は一切ありません。

それではなぜ英語の訛りを気にしなくてもいいのか、解説していきます。

目次

そもそも英語って訛りがあるの?

日本語には訛りがあることはご存知かと思います。北海道から沖縄まで多くの訛りがあり、同じ日本語なのかと思ってしまうものもあるのではないでしょうか。

英語も同じで国や地域によって使われる単語やイントネーションが違ってきます。
地理的に離れ、長い年月が経つとそれぞれの地域で使われる英語に差が出てきます。
世界中いろんなところで英語が使われていますが、その中でTOEICでも使われるメジャーとも言える訛りはこの4つ。

  • アメリカ英語
  • イギリス英語
  • カナダ英語
  • オーストラリア英語

それぞれどんな訛りなのか気になる方はこちらの記事をご覧ください。

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英語にも日本語と同じく訛りがあることがわかってもらえたのではないでしょうか。
でもなぜ訛りを気にして渡航先を決める必要がないのかまだわかりませんね。
その理由を3つご紹介します。

英語の訛りを気にしなくても良い3つの理由

私は英語の訛りを気にしなくても良い理由はいくつかあると考えています。
その中でもイメージしやすくメインになるポイント3つに絞ってみました。

1.短期間では訛りを気にするレベルまで英語力が達しない

厳しいですが、これが現実です。
ワーホリビザで滞在できるのは基本的に1年間。

1年程度の短期間で訛った英語が身に付くことはありません
特にイントネーションや発音に関しては完全に当てはまります。
多くの方が中学校で3年、高校で3年、そして大学で英語を学んでいた方もいるのではないでしょうか。
6年以上慣れ親しんだ「日本語英語」はそう簡単には抜けません。

「オーストラリアとニュージーランドの英語は田舎っぽいって聞くからやめとこうかな」と思っているあなた。
気にしすぎです。
残念ながら短期間の滞在では訛りが気になるレベルまで自然な英語にはなりません。
例え訛っていようがどんどん英語で会話することが語学上達の一番の鍵です。

でも「訛り」と言ってもイントネーションや発音だけでなく使っている単語も違いが出てきます。
単語については十分地域の差が出るのではないでしょうか。

その単語と言えどで大きな違いが出るのは名詞です。
例えばエレベーターをアメリカでは「elevator」、イギリスでは「lift」と言ったり。
意味は同じでもアメリカでは「center」がイギリスでは「centre」とスペルが異なったり。
英語に慣れた人ならある程度どちらでも理解してくれるものです。

まずは英語の環境で訛りを気にせずにどんどん話す、それが大切なことです。

2.あなたは大阪弁を話す外国人をバカにしますか?

あなたが外国人と日本語で話す状況を思い浮かべてください。

もしその外国人が大阪弁を話していたら「訛ってて、ダサいな」なんて思いますか?
その前に「日本語うまいな」「日本語で話してくれるんだ」といった感情が湧くのではないでしょうか。

日本語の発音がうまくなかったり、文法が間違っていても何を言いたいのか推測できますよね。
それはあなたが日本語のネイティブだから何となくの日本語でも意味を補って理解することができるからです。

それは英語を話す外国人でも同じ。
いくら訛っていてもあなたが一生懸命英語で話していればしっかり伝わりますし、その思いを相手も感じて注意して聴いてくれますよ。

3.今の時代、訛っている英語が当たり前

現代では英語が事実上の国際語になっています。
世界中どこでも英語が使われていて、それぞれ違った母国語の人たちがいます。

そのような環境の中では訛りを気にするよりも会話をし、自分の意見を伝えることが重要。
英語はあくまでもコミュニケーションのツールです。
あなたが何を話すのか、その内容に価値があります。
訛りを気にして何も話さないのは悪です。

まとめ

ここまで記事を読んできたあなたは訛った英語への偏見がなくなったのではないでしょうか。
訛った英語を学びたくないというちっぽけな理由で選択肢を少なくすることはやめ、本当にやりたいことができる国を選んでください。

P.S.
私はニュージーランドのオークランドに滞在していて語学学校に通っていました。
語学学校の私のクラスの先生はアメリカ人とイギリス人でした。
そうなんです。ニュージーランドの学校に通っていましたが、語学学校で学んだことの多くはアメリカ英語とイギリス英語です。
もちろん街に出るとニュージーランドが地元のKiwi達の英語に触れることができましたよ。