ワーキングホリデーについてTwitterやFacebookなどのSNSで情報収集をしているとよくこんな言葉を目にします。
「海外で自分探しをしたい」
「日本での生活はもういいから海外でやりたいことを見つけたい」

ワーホリの年齢制限30歳ギリギリ、いわゆるギリホリの方が書いていることが多いですね。

はっきり言います。
まだそんなことを言ってるんですか?

20代後半、ギリホリのあなたにぜひ読んでほしい現実です。

目次

恵まれた日本でさえ文句ばかり言っているなら、海外に行ってもお金と時間の無駄

日本で生まれ育って日本に住んでいるあなたは日本に対していろんな不満があると思います。
しかし一旦、目を外に向けてみると日本はかなり恵まれていることに気付かされます。

20代後半の方なら仕事に疲れて海外に興味を持ったのかもしれません。
そんな仕事を例にあげてみましょう。

仕事環境の違い 日本: 残業 vs 海外: 実力主義

残業ばかりで労働時間が長いことに不満を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに日本の生産性は諸外国と比べても低いと言われています。
つまり労働時間の割りに生み出しているものが少ないということ。

日本の労働時間の長さは一昔前まで美徳とされてきました。
残業や休日出勤をすればするほど頑張っていると評価されてきたのです。

しかし今の時代はそうではありませんよね。
徐々にその人が何をやっているのかを評価されるようになってきています。
これは健全な会社組織のあり方だと思います。

ただ、労働時間が短くなったかと言われるとそうとは言い切れません。

ここで海外に目を向けてみましょう。
あなたがワーホリに行くのであればオーストラリア、ニュージーランド、カナダがほとんどではないかと思います。

これらの国で残業や休日出勤がないかと言えば嘘になります。
ただ、日本のような無駄な残業や休日出勤はほぼ見られないと感じます。
上司が帰るまで帰れない、仕事をゆっくりやって残業を増やすといった心配はいりません。

ただ日本と違う点は実力主義がより強いところ。
例えば日本では余程のことがない限りクビになることはありません。
仕事でミスをしてもわざとではなければ許されるのではないでしょうか。
出世レースから外れたり異動になったりするかもしれませんが、解雇されることはないはず。

一方で諸外国では何か問題があるとすぐに解雇することができます。
言い換えると、その人のスキルに対してお金を払っているので給料分の仕事をしていないと見られると必要ない人材とされてしまいます。

これは"外国人"になるあなたにも当てはまります。
むしろ外国人はビザの手続きや費用、各種法令の遵守など雇用のハードルが高いんです。
よって現地の従業員よりも厳しい目で見られることでしょう。

ここでビザの話が出てきました。
ビザによる制約についても話しておきましょう。

日本人が海外で働こうと思ったら就労ビザが必要です。
ビザはあなたがその国に入国してもいいか、働いてもいいのか、さらに言うと就職先の企業が正しく経営されているかを審査し証明するもの。

そしてこの就労ビザを取得するのはとても難しいんです。
なぜなら現地の人を雇わずにわざわざ外国人のあなたに来てもらわなければいけない正当な理由が必要だからです。

ここで質問です。
もしあなたが日本の今の職場に不満があったらどうしますか?
転職活動をしますよね。

海外の就労ビザでは転職ができません。
仕事の環境や同僚に不満があっても、就労ビザはあくまでもその会社で働くための許可なんです。
つまり転職しようと思ったらもう一度別の就労ビザを取得しなければいけないんです。

日本のようにぽんぽん仕事を変えることは無理だと思ってください。

仕事に不満はないという方にもっと身近な例をあげてみます。

日本で当たり前のものが売っていない。売っていても高くて買えない

海外に住んでいるとホームシックとは言わないまでも日本が恋しくなります。
精神的には大丈夫でも、日本で使っていたあれが欲しいと思うことは多々あります。

例えば、節約と健康のために自宅で自炊をしようと思いますよね。
日本食の定番と言えば醤油や味噌ですよね。
野菜や肉にこれをつければ日本っぽく感じることのできる最強の調味料かもしれません。

ただ海外のスーパーではなかなか売っていません。
大都市の大きめの店舗なら見かけますが、何より高い。
私がニュージーランドに留学していたときによく言っていたスーパーでは、醤油が日本の3倍の値段で売っていました。

それは食だけに限りません。
日本で便利なのが百円均一ショップ、いわゆる百均です。
大手のダイソーは海外に店舗を出しています。
主に東南アジアですが、ワーホリ対象国のオーストラリアやニュージーランド、カナダにも出店しています。
それらの国での価格は日本円で200円から300円。
日本では100円で買えたものが海外では2倍から3倍になってしまいます。

それなら現地のお店で買えばいいじゃないかと思いますよね?
そう簡単には行きません。
"痒いところに手が届く"のは日本のお家芸。
なかなかお目当てのものがなかったり、安かろう悪かろうだったりと買いものに苦戦してしまいます。

渡航してからも文句を言っているなら貴重なお金と時間を浪費している

海外に言って一度も文句を言うなというのは難しいです。
でもよく考えれば、事前に調べればわかることをそうせずに渡航し、文句を言うのは違うと思いませんか?

日本は良くも悪くも諸外国とは大きく文化や制度が異なる国です。
その日本を離れるというのであれば、その国をある程度受け入れる覚悟が必要。
「郷に入れば郷に従え」ということわざがすべてを表しています。

渡航後も「あれが嫌だ」「こうしておけば良かった」と言っているのであれば日本にいるときとなんら変わりません。
むしろせっかくの時間とお金を無駄にしてしまっているということに気付いてください。

それでも海外に行きたい。
そう思っているならどのような心構えをすればいいのでしょうか。

海外に行くなら目的と目標をしっかり持つべき

海外に絶対に行くなと言っている訳ではありません。
私も海外留学で日本では得られない様々な経験をし、有意義な滞在だったと思っています。

ただ慣れない土地で生活するのはあなたが思っている以上に厳しいものです。
それでも海外でしっかりやっていくための秘訣があります。

海外でうまくいく秘訣とは目的と目標を明確にすることです。
当たり前だと思いました?

ただ、これができずにワーキングホリデーや留学をする方が跡を絶ちません。
ボーっと過ごすだけなら日本でもできます。
それこそ1週間休みをとって日本のいろんなところを巡ってみてはいかがですか?
あなたがやりたいと思ったことは海外でしかできないのでしょうか。
単に仕事に疲れているだけではないですか?

「仕事が嫌になったから海外に行く」というのは少し短絡的な気がします。
仕事を休んだり、転職したりといったことだけで解決するのかもしれません。

わざわざワーキングホリデービザを取得して海外に行く必要はありませんね。

海外のその国でしかできないこと、それが仕事でも勉強でもなんでもいいです。
そこでしかできないことを目的としてください。

「〇〇で働く」や「英語力を上げる」など日本にいると達成できない、または達成が難しいことが目的ならワーキングホリデーで海外に行くのが適切でしょう。

また目的だけでなく、加えて目標もしっかり設定するべきです。
「〇〇で働くために〇〇の資格を取る」「TOEICで200点アップする」など客観的に判断できるものが最適。
あとから振り返ったときにわかりやすいですからね。

目的と目標があれば海外でもダラダラ過ごすことはありません。

日本でしっかり準備をし、日本での経験を活かす

「ワーキングホリデーに行きたい」と漠然と考えているだけで実際に行けてしまうというのが実は恐いところです。
ビザの申請や生活をフォローしてくれるエージェントなどがあり、自分ではほとんど何もしなくてもビザの取得や海外での生活ができてしまいます。

しかしそれで本当に自分のためになりますか?
自分で調べ、自分で勉強し渡航に備える必要があります。

ワーキングホリデーの申請ギリギリの30歳のあなたはおそらく日本で仕事をしているでしょう。
その仕事で得たスキルは何かありますか?
このスキルや経験がワーキングホリデーでは重要です。

ワーキングホリデーで海外に行っても結局はジャパレスで働く方が多いのが現状。
これは英語力とビジネススキルが低いことが原因のひとつです。

しかし何年も日本で働いてきたあなたなら問題は英語力だけです。
基本的な仕事の進め方は身についているはずですよね。
ビジネスレベルの英語力をつければ現地企業でアルバイトやインターンの職を得ることもできるはず。

さらにそのあとに就労ビザのサポートをしてもらう可能性があり、将来的に完全移住、つまり永住権獲得も夢ではありません。

まとめ

ワーキングホリデーは基本的に年齢制限のみで気軽に海外に行けるビザです。
しかしその気軽さゆえにダラダラと滞在してしまいがち。

正直に言って、年齢がギリギリのあなたにそんな余裕はありません

果たして自分にワーキングホリデーは必要なのかどうか一度立ち止まって考えてみてください。
そして、いざワーホリビザを取得するとなったら、しっかりと目的と目標を定め、実りある1年間の滞在にしてくださいね。