1. まだ銀行で海外送金してるの?Wiseの送金の使い方を画像で解説

まだ銀行で海外送金してるの?Wiseの送金の使い方を画像で解説

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まだ銀行で海外送金してるの?Wiseの送金の使い方を画像で解説

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ワーホリハッカー編集部

ワーホリハッカー編集部

ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
エージェントや旅行代理店に縛られない中立の立場での執筆を行っています。

ワーキングホリデーや留学をするなら必ず、そして何度もしなければいけないのがお金の送金です。
ほとんどの方がこれらのタイミングで海外送金を行います。

  • 日本で貯めたお金を持っていく
  • 学費や生活費を支払う
  • 金欠で親に助けを求める
  • 日本に帰国する

このように海外送金をするタイミングは何度も訪れます。

通常は銀行のサービスを利用して海外の口座へ送金しますよね?
しかし銀行の送金はこれらの不便な点があります。

  • 手数料が高い
  • 為替レートが悪い
  • 入金まで時間がかかる

どれも嫌なポイントだと思います。
実は銀行の海外送金はこんなに不便なんです…。

何より手数料が高かったり為替レートが悪かったりするのは使えるお金が減ってしまうのでできるだけ避けたいもの。

そんなあなたにオススメなのがWiseというサービスです。
銀行よりもお得に、そして便利に海外送金ができるサービスなんです。
カナダ在住の私は何度もWiseを利用して送金を行っています。

この記事ではWiseの紹介と使い方についてご紹介します。

ポイント

Wiseは以前までTransferWiseという名前でした。
名前は変わってもサービス内容や使い方は同じです。

目次

Wiseは銀行での海外送金より圧倒的に安い

Wiseを使うと一般的な銀行から送金するより安くなります。
具体的にどれくらい安くなるのか見てみましょう。
(2021年9月23日の料金です)

銀行の海外送金よりWiseは5-10%安い

ワーホリでも人気のカナダの銀行口座に100万円を送ったケースで計算してみました。

Wise 料金比較
Wise

100万円送金するとカナダドルでいくら受け取れるのか比較します。

  • Wise:1,134.99カナダドル
  • 楽天銀行:1,103.69カナダドル
  • ...

いくつも銀行が並んでいますがWiseが一番安く送金できていますね。
一般の銀行の中で一番お得なのが楽天銀行ですが、Wiseと約31カナダドル(約2,700円)も差があります。
31カナダドルは友達のランチ2回分。
無駄な手数料に使いたくないですよね。

なお「安さ」はこの2つで決まります。

  1. 手数料 (Transfer fee)
  2. 為替レート (Exchange rate)

1つめの手数料はわかりやすいですね。
Wiseや銀行が受け取る送金のための手数料です。

注意しなければいけないのが2つめの為替レート。
「手数料が無料でも為替レートが悪いと損をする」ことを覚えておいてください。

なぜ為替レートに注意しないといけないのかご説明します。

送金手数料が無料でも為替レートが悪いと損をする

手数料が無料だと嬉しいですよね。
ただ海外送金の場合にはもうひとつ気にしなければいけないものがあるんです。
それが「為替レート」。
為替レートって何?という方はこちらの解説記事をご覧ください。

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さて、なぜ手数料が無料でも為替レートを気にしないといけないのか。
それは「為替レートが隠れた手数料になっているから」なんです。

簡単にご説明します。
先ほどと同じく100万円をカナダドルにして送金すると考えてみましょう。
手数料が無料のとき為替レートが違うとどうなるのか計算してみます。

まずは為替レートが「1カナダドル=70円」のとき。
100万円は約14,280カナダドルになります。

続いて為替レートが「1カナダドル=80円」のとき。
100万円は12,500カナダドルになります。

その差は約1,780カナダドル、つまり10万円以上も違いが出るんです。

為替レートが変わると最終的なカナダドル(外貨)の量が変わることがわかって頂けましたか?
そしてこの為替レートは銀行が自由に決められるんです。

つまり手数料が無料と言っても為替レートが悪いと結果的に銀行に手数料が取られていることになってしまうんです。

銀行もお金を稼がなくてはいけないのでしょうがないかもしれませんが、利用者としてはできる限り安く抑えたいですよね。

一方Wiseはなぜ安くできるのか。
その秘密は国内送金なんです。

安さの秘密は海外送金ではなく国内送金

なぜWiseは他の銀行と比べて安い料金で提供できるのか。
その秘密は海外送金ではなく国内送金を使っているから

海外送金の手数料が高い主な理由はたくさんの銀行を経由してお金を送っているからです。
日本の銀行から海外の提携先の銀行に送り、その提携先の銀行から最終的な振込先の銀行にお金が送られます。
間にいくつもの銀行が関係するので海外送金は手数料が高くなってしまうんです。

でも国内の送金はそれぞれの銀行が繋がっているので、比較して手数料を抑えることができます。

でも「海外にお金を送りたいのに国内送金?」と思いますよね。
この図をご覧ください。

Wise 安さの秘密
Wise

あなたがWiseを使って送金をするとこのような流れになります。

  1. 日本のあなたの口座から日本のWiseの口座に振り込み
  2. Wiseで入金確認が取れる
  3. カナダのWiseの口座からあなたのカナダの口座に振り込み

つまり、あなたは海外にお金を送ったつもりでも、裏側では日本とカナダの国内送金しかしていないんです。
国内の送金は海外の送金よりも手数料が圧倒的に安いため、Wiseは安い手数料で海外送金サービスを提供できているんです。

発想の転換で頭が良い方法ですよね…。

それでは具体的にどのように送金をするのか見てみましょう。

Wiseの海外送金の方法を画像で説明

私が実際に先日カナダの銀行口座へ1万ドル送金したときの画面でご説明します。

0. 無料でアカウントを登録する

もしあなたがWiseのアカウントを持っていないのであればこちらのリンクから登録ができます。
もちろん、登録は無料。

メールアドレスでの登録やGoogle、Facebook、Appleと連携することができます。
一般的なWebサービスと同じようで簡単ですよ。

1. 送金額を入力する

いくら送金したいのかを入力します。
すると手数料と着金予定日が表示されます。
着金はだいたい3日から1週間後です。

送金額を入力する - Wise
Wise

2. 送金人を選ぶ

次のステップは「誰から送金するのか」を選ぶこと。
私の場合には「個人アカウント」と会社で使っている「法人アカウント」があるため送金人を選ぶ必要があります。

もしあなたが個人アカウントのみの場合にはこの選択がスキップされるかもしれません。

送金人を選ぶ - Wise
Wise

3. 受取人の口座情報を入力する

受け取る銀行の口座情報を入力します。
カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどそれぞれの国で使っている銀行口座を指定してください。

私の場合には何度も送金しており、口座情報が保存されていたのでこのステップはスキップされました。

送金額と受取人の情報を入力するとこのような確認画面が表示されます。

送金詳細 - Wise
Wise

なお受取人の口座情報がわからない場合にはメールアドレスだけで送金も可能です。
詳細は公式サイトをご覧ください。
メールアドレスだけで送金することができますか? | Wise

4. 本人確認を行う

送金をする前に身分証などを使った本人確認が必要です。
どのような手続きが必要かは住んでいる国によって違います。
あなたが住んでいる国の本人確認方法をご確認ください。

この作業は一度やってしまえば大丈夫です。
私はすでに本人確認済みなのでスキップされました。

5. 指定先の口座へ入金する

日本のWiseの銀行口座に入金をします。

入金方法を選択する - Wise
Wise

入金の方法は主に2種類です。

  1. 銀行振り込み
  2. クレジットカード

クレジットカードでの入金は上限がありますし、2-3%の手数料がプラスされますので銀行での振り込みがおすすめです。

振り込み先の詳細はこのような画面に表示されます。
あなたの日本の銀行口座からWiseの日本の銀行口座へ普通に振り込むだけです。
(海外送金ではないので注意してください)

入金方法を選択する - Wise
Wise

振り込みが完了したら画面の下の方にある「振込を行いました」のボタンを押してください。

6. 手続きは以上です

もう海外送金が終わりました。
現在の状況はWiseのWebサイトのホーム画面から見られるので安心です。

まとめ

銀行での海外送金はお金がかかり、時間もかかる。
そして何より手続きが面倒です。
そんな悩みを解決するのがこのWise

安い、早い、簡単まさに三拍子そろったサービスです。
もちろんサービス自体は無料で登録できますよ。
そしてワーキングホリデーで人気のカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本はサービスの提供対象になっています。

ワーキングホリデーや留学をすると送金をする機会がたくさんあります。ぜひ使ってみてくださいね。