あなたは「耳が開く」経験をしたことがありますか?
開くと言ってもパカッと実際に開くわけではありません。

今まで必死に聴いていた英語がスッと頭に入ってくる感覚です。
「英語耳になる」という言い方もするようです。

こんなことが急に海外生活するあなたにも訪れるんです。

実際に私が学生時代にした語学留学を経験をもとにお話します。

海外生活の最初はまったく聞き取れない

いざ英語力を上げたいと意気込んで海外の地に飛び語学学校に通っても、最初の3週間ぐらいはまったく聞き取れません。
誇張でもなんでもなく、本当にまったく聞き取れません。

語学学校の先生は丁寧にゆっくり話してくれますが、ずっと日本に住み日本で英語を学んできた方にとっては厳しいものです。
日本の留学生は「文法はよくできても会話ができない」とよく言われます。
受験英語では文章を読み回答をするのがメインになっているのでリスニングやスピーキングが弱いんですよね。

一方で海外の語学学校では会話が中心の授業。
そんな聞き取れない状態では会話をしていてもワンテンポ遅れてしまい、なかなか発言ができないとなりがちです。
これはこういったプロセスになっているからです。

  1. 英語で聴く
  2. 日本語に訳す
  3. 日本語で考える
  4. 英語に訳す
  5. 英語で答える

そうなんです。
一旦英語から日本語に訳し、また英語に戻す作業が必要なんです。
この間に会話は先に進んでしまい、発言できない原因になっています。

4週目に急に聞き取れる『耳が開く』

私が語学学校に通っていた4週目の月曜日の授業で急に「あれ?英語が聞き取れる」といった瞬間が訪れました。
先生が話していることがスッと頭に入ってくるんです。
そして何のよどみもなく英語が口から出てきます。

その時の頭の中はこんな感じ。

  1. 英語で聴く
  2. 英語で考える
  3. 英語で答える

日本語に訳さずに英語で考えることができるようになったんです。
そうすると会話にも入れるようになり、英語が楽しくなってきます。

こうなると自信もでてきてどんどん話をしたくなってきますよね。
何よりたくさん話すのが英語上達の近道です。

『耳が開く』のは英語への慣れ

私は言語学や英語が専門ではないのであくまでも推測です。

しかし実体験として感じているのは、普段使っている英語の単語や言い回しに慣れるのがこの3週間という期間なのではないでしょうか。

語学学校の授業で使われる英語はある程度決まっています。
先生がテーマを話し、生徒に発言を促します。
他の人もそれぞれ意見を述べます。
このようにディスカッション形式で授業を進めていくことが多かったイメージですね。

「これから〇〇について話をしよう」
「あなたはどう思う?」
「私は〇〇に反対だな。なぜなら…」

3週間英語漬けの生活をすると、これらの「いつもの英語」はスッと頭に入り、日本語と同じように使いこなせるようになっています。

「Thank you」は「thankが動詞で『〇〇に感謝する』。感謝の相手はyouだから『あなた』だ。Thank youを直訳すると『あなたに感謝します』だ。つまり『ありがとう』だな」

普段こんなこと考えていますか?
これほど複雑に考えてないですよね。
この「Thank you」のように頭で考えなくても理解できるタンゴや言い回しが3週間の滞在で増えているんです。

あとはそれ以外の単語だけ注意していればいい。
今日のテーマは何か、今話している人は賛成か反対か、それだけに集中していればいいので一気に楽になります。

これが急に聞き取れるようになり、頭で考えなくても大丈夫になる理由のひとつではないでしょうか。

まとめ

英語力を上げるのは筋力トレーニングと同じ。
毎日大量の英語をインプットし、それをしっかりアウトプットすることで上達します。

『耳が開く」のはスポーツなどで「体が勝手に反応する」といった感覚と同じではないでしょうか。
あなたも最初の辛くて実感がない期間を乗り越え、『耳が開く』感覚を味わってみてくださいね。