ワーキングホリデーで長期間オーストラリアに滞在する場合に必要なのが銀行口座です。
日本の銀行口座を現地で使うことも可能ですが様々な手数料がかかってしまうのでお得ではありません。
さらにアルバイトの給与振込に日本の銀行を指定することはほぼできないでしょう。

だからといってすべて現金で持っているのも危ないですよね。
1ヶ月を超える期間滞在するのであればオーストラリアの銀行口座を開設することをおすすめします。

そこで今回はオーストラリアで銀行口座を開設する方法をご紹介します。

目次

オーストラリアの銀行の口座の種類

オーストラリアで銀行口座を開設する前にまずはオーストラリアの銀行の基礎的な知識についてご紹介します。

日本ではそこまで意識することはないかもしれませんが、オーストラリアの銀行口座の種類は細かく分かれます。
そのうちワーホリで滞在するあなたに関係が深い2つの口座をご紹介します。

Saving Account (セービングアカウント)

日本語に訳すと「普通預金口座」です。
聞き馴染みがありませんか?
お金の入出金が自由にできる口座です。

生活費の支払いやアルバイトの給与受け取りに使えるのでワーホリで滞在する際には基本的にこの種類の口座を開きましょう。

Term Deposit Account (タームデポジットアカウント)

「定期預金口座」です。
こちらは生活費のためではなく長期的な貯金や資産形成のために使う金利が高めの口座。
2020年7月時点では大体、年2%程が一般的。
日本では年0.002%。日本の1,000倍です。
考えられない金利の差ですね。

オーストラリアのワーキングホリデーは他国と違い2年目、3年目の滞在も可能です。
(詳しくはセカンドワーホリ/サードワーホリの解説記事をご覧ください)
長期間オーストラリアに滞在するとある程度お金が貯まってきているかもしれません。
そのような方は余裕資金をこの口座に入れておきましょう。

オーストラリアの四大銀行

オーストラリアには「四大銀行」と呼ばれる全国的に展開している大きな4つの銀行があります。
日本のメガバンクと同じようなものと考えてみてください。

他にもローカルに根付いた銀行やオンライン専門の銀行など様々な銀行があります。
ただ、こだわりがないのであれば利便性などを考えて四大銀行のうちどこか1つの口座を開設しておくことをおすすめします。

それでは4つの銀行をご紹介します。
(以下の順番は企業規模の順で、おすすめ順ではないことにご注意ください)

Commonwealth Bank of Australia (オーストラリア・コモンウェルス銀行 / CBA)

Commonwealth Bank of Australia
Commonwealth Bank of Australia

元々は連邦政府運営の銀行でしたが民営化された歴史を持ちます。
ネットバンクが便利だと評判です。

公式サイト:Personal Banking | CommBank

Westpac Banking Corporation (ウエストパック銀行 / Westpac)

Westpac Banking Corporation
Westpac Banking Corporation

200年以上の古い歴史を持つ銀行です。
オンラインで口座開設ができるのは便利。

公式サイト:Personal Banking | Westpac

Australia and New Zealand Banking Group (オーストラリア・ニュージーランド銀行 / ANZ)

Australia and New Zealand Banking Group
Australia and New Zealand Banking Group

名前の通りオーストラリアとニュージーランドを中心としてで世界中に支店を持っています。
東京と大阪に支店があり、日本から口座開設ができるんです。
詳しくはこのあとご説明しますね。

サーファーズパラダイス、ケアンズの支店には日本人のスタッフの方があることもあるので安心です。

公式サイト:Personal Banking | ANZ

National Australia Bank (ナショナルオーストラリア銀行 / NAB)

National Australia Bank
National Australia Bank

国内最大の銀行と言われています。
口座維持手数料が無料なのが嬉しいポイント。

公式サイト:Personal Banking | nab

銀行の選び方

オーストラリアには大きい銀行だけで4つあるとご紹介しました。
地域に根差した銀行も含めるとかなりの数になります。
その中からどのように口座を開設する銀行を選べば良いのでしょうか。

銀行選びの参考になるポイントをいくつかご紹介します。

1. 手数料の違い

日本の銀行でかかる手数料といえば、ATMでの入出金と振り込みの2種類ではないでしょうか。
そして同じ銀行であれば基本的に手数料は一定です。
ある銀行に口座を持つAさんの手数料が220円であれば、同じ銀行に口座を持つBさんの手数料も220円です。
(最近のインターネット専門銀行の一部はランク制を導入し手数料が異なる場合もありますが割愛します。)

一方でオーストラリアの銀行の手数料で日本と大きく違うものがひとつあります。
それは「口座維持手数料」です。
何をしなくても毎月手数料が口座から引かれます。
その名の通り、口座を維持するために必要な手数料があるんです。

ATMの利用料が安いからと選んで失敗しないように口座維持手数料もチェックしておいてくださいね。

さらにオーストラリアの銀行は同じ銀行でも手数料が大きく異なる場合があるんです。
同じ銀行の同じ口座でもいくつかのプランがある場合があります。

例えばATMはほぼ使わないでクレジットカード(デビットカード)ばかりだよという人は、ATM手数料が高いけど口座維持手数料が安いプランが合いますね。
他には語学学校などに通っている人には学生向けのプランがお得です。

自分の生活スタイルに合った手数料・プランを持つ銀行を選んでみてください。

2. 支店やATMの場所

カードメインのキャッシュレス派だとしても年に数回は銀行の支店に行ったりATMで入出金することはあるでしょう。
そのときに自分の生活エリアに支店やATMがあるとやはり便利です。

手数料が安いからといって、わざわざ家の近くに支店がない銀行を選んでしまい、手続きのために交通費をかけて行くのでは本末転倒ですよね?

利便性が高い場所に支店やATMがある銀行を選びましょう。

3. 日本語対応があるかどうか

いくつかの銀行では日本人や日本語が話せるスタッフさんがいる場合があります。
日本語対応があるかどうかで銀行を選ぶのも良いかもしれません。

口座開設だけなら簡単な英語なので心配することはありません。

しかし何かトラブルがあって口座から出金ができない、デビットカードが使えないという状況に陥ったときに英語で説明しないといけない、英語で聞き取らないといけないのは難しいかもしれませんね。

日本語対応が必須項目ではないかもしれませんが、あると安心ですね。

銀行口座を開設する方法

ここまでオーストラリアの代表的な4つの銀行やどうやって口座開設をする銀行を選ぶポイントをご紹介しました。
続いては具体的な口座開設の方法です。
オーストラリアの銀行の一般的な開設方法ですので、具体的には各銀行のWebサイトを見たり支店に問い合わせたりして確認してくださいね。

ステップ1:パスポートとビザ、日本のマイナンバーを持って支店に行く

身分証としてパスポートなら持って行きましょう。
さらにワーキングホリデーや学生ビザなどもプリントアウトして必要です。
ただし大前提として観光ビザでは口座開設ができないケースが多いのでご注意ください。

また念のため学生証や日本で使っているクレジットカードがあると良いかもしれません。

そして忘れがちなのが日本のマイナンバーを持って行くこと
オーストラリアでは国際的な脱税を防ぐために口座開設のときに日本のマイナンバーが必要です。
日本のマイナンバーカードをコピーしておきましょう。

ステップ2:店員さんの指示通りに進める

ここから先は基本的に店員さんの指示を聞いていれば大丈夫です。
もし心配な場合には日本語での案内を事前にお願いしましょう。

「身分証明書と住所の証明書を見せて」
「この書類を読んでここにサインして」
といった感じで完全に流れ作業です。

どうしても不安なら日本で銀行口座を開設してから渡航しよう

日本に支店があるANZは日本にいながらオーストラリアの口座を開設できるサービスを提供しています
もちろん日本人の担当者の方が対応してくれますよ。

ただ最低申込額が手数料込みで100万円(2020年7月現在)と少し高額です。
渡航資金を事前に準備できた人は利用しても良いかもしれませんね。

詳しい方法は公式サイトをご覧ください。

現地口座開設媒介サービス | ANZ

まとめ

この記事ではオーストラリアで銀行口座を開設する方法をご紹介しました。
海外で銀行口座を作るなんてハードルが高そうですが意外と簡単ですよ。

よく「〇〇円で銀行口座開設のお手伝いをします」といった案内を見かけますが、自分で十分できます!!
これから1年間住むんですから自分でチャレンジする気持ちを持ってみてください。

なお今回ご紹介した方法はあくまでも一般的な場合です。
支店やあなたの状況などによって実際の開設方法が異なる場合もあります。
まずは実際の店舗に行ってみて相談する、周りの日本人に相談して最新の情報をゲットしましょう。

また日本からオーストラリアに送金をしたい場合には「TransferWise」というサービスがおすすめ。
大手銀行では驚くぐらいの手数料がかかるんですが、TransferWiseが手数料激安、早い、使いやすいと三拍子揃っています。
もしTransferWiseのことを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。