ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
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日本は2020年7月現在26ヶ国とワーキングホリデーの協定を結んでいます。
カナダはワーホリで人気の渡航先のひとつです。
そこでこの記事ではカナダのワーホリビザを申請するための条件などを調べてまとめました。
カナダのワーホリに興味がある方はぜひご覧ください。
ワーキングホリデーのビザは観光ビザと異なり、発給されるのに様々な条件があります。
カナダは他のワーホリ対象国とは異なり申請が3ステップに分かれています。
まずはIECから見てみましょう。
まずはスタートラインになるIEC (International Experience Canada)の申請です。
この申請ができるのはこちらの条件を満たしている方です。
IECの申請が終わると「招待状」を待つことになります。
実はカナダのワーホリは抽選方式なんです。
IECに登録をしても招待状が来ないと次のステップに進めません。
ぜひ余裕を持ったビザ申請をしてください。
ステップ1のIEC申請の結果、招待状が届けばステップ2のCIC (Citizenship and Immigration Canada)にワークビザを申請します。
ワークビザ?と思うかもしれませんが、ワーホリは仕事もできるビザのためワークビザの申請が必要なんです。
CICの申請ではこれらの書類を準備しておいてください。
CICでワークビザが出たら「Biometric Instruction Letter」が届きます。
これは「バイオメトリクスの登録をしてください」というもの。
「バイオメトリクス」とは生体認証のことで指紋の登録をします。
東京と大阪の2箇所で登録ができます。
地方にお住まいの方は辛いですよね…。
ここまで大まかな流れと条件についてご説明してきました。
いくつか気をつけなければいけないポイントが他にもありますよ。
カナダではワーホリの申請時に健康診断は必要ありません。
しかし一部の方は健康診断を受診しなければいけません。
健康診断を受診しなければいけないのは「特定の国に6ヶ月以上住んでいた方」です。
どの国が対象になっているかはカナダ政府のサイトで確認してくださいね。
Find out if you need a medical exam | Government of Canada
健康診断結果の提出を求められたら速やかにカナダ政府指定の病院で健康診断を受けてください。
日本で健康診断が受けられる病院はこちらです。
「人物審査」と言っても面接などをする訳ではありません。
過去の犯罪歴を見ているんです。
もし過去に罪を犯してしまっている場合には警察で追加書類をもらわないといけない可能性があります。
さらに海外に不法滞在をしようとしていたりする方はこの審査で確実に弾かれてしまいます。
カナダにワーキングホリデーで行くには2,500カナダドル(2020年7月現在約20万円)の資金があることが求められます。
最低限暮らす&カナダから帰国できるお金ですね。
場合によっては銀行で残高証明書をもらってくるように言われる場合があります。
その際には速やかに証明書を発行してもらい提出しましょう。
ワーキングホリデーは他のビザに比べてかなり自由が効きます。
滞在中にできることはこちら。
そう、なんでもできてしまうんです。
ただそれらにも細かいルールがあるのでチェックしておきましょう。
「滞在する時のルール」とは少し違いますが、ワーホリビザが有効な期間が設定されています。
ビザ発給(発行)から1年間です。
この期間内にカナダに入国をしないとビザが失効してしまいます。
ワーホリは一度しか使えません。
無駄にしないように気をつけましょうね。
ワーキングホリデービザでカナダに滞在できるのは12ヶ月間です。
最初にカナダに入国した時がスタートで、途中で日本に帰国するなどカナダから出ていたとしてもその期間が含まれてしまいます。
カナダにワーキングホリデーで行く方の多くは英語の語学学校に通うのではないでしょうか。
ワーキングホリデービザで学校に通える期間は最大6ヶ月です。
それ以上学校に通いたい方は学生ビザを検討してみてください。
ワーキングホリデーでは仕事をすることができる特徴があります。
カナダは同じ雇用主のもとで働くことへの制限がありません。
簡単に言うと同じところでずっと働けます。
ただ様々な経験を積むためにも途中で転職することもおすすめですよ。
カナダでのワーキングホリデービザの条件についてご紹介しました。
もし自分が当てはまるのかどうか心配な場合には旅行会社や留学エージェントなどへ相談してみてください。
なおワーホリのルールはカナダの法律で決まっており、頻繁に変更があります。
必ず最新情報をカナダ政府のサイトで確認してくださいね。
Work and travel in Canada with International Experience Canada | Canada Government