1. 【徹底解説】バンクーバーに保育士・幼稚園教諭として移住する方法

【徹底解説】バンクーバーに保育士・幼稚園教諭として移住する方法

公開:2020.08.05 (最終更新:2024.11.08)
【徹底解説】バンクーバーに保育士・幼稚園教諭として移住する方法

著者情報

ワーホリハッカー編集部

ワーホリハッカー編集部

ワーキングホリデー・留学経験者を中心に構成されています。
エージェントや旅行代理店に縛られない中立な立場での執筆を行っています。

日本で保育士や幼稚園教諭として働くあなた。
海外での生活に憧れはありませんか?

そうは言っても普通は移住のためにビザを取るのが大変。

でも実はカナダのバンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)なら移住のチャンスがあるんです!!

それはあなたが持っている日本の保育士や幼稚園教諭の資格をカナダ・ブリティッシュコロンビア州の資格に切り替えることで移住のためのビザが取りやすくなるから。

具体的にどういった制度なのか、カナダ移住、そして永住までどのような計画を立てれば良いのかこの記事でご紹介します。

バンクーバーでは日本の保育士・幼稚園教諭の資格が活かせる

日本で保育士や幼稚園教諭として働いているのであれば、ほとんどの場合このどちらか、または両方を持っているのではないでしょうか。

  • 保育士
  • 幼稚園教諭免許

これらの資格を持っていることで保育園や幼稚園で働くことができるのは当たり前かもしれません。
でもこの資格はあくまで日本国内での話。

海外移住には関係ないと思っていませんか?

実は日本の保育士や幼稚園教諭の資格を、バンクーバーがあるカナダのブリティッシュコロンビア州の資格に書き換えることができるんです。

日本の資格はバンクーバーの資格に書き換えられる

日本で保育士や幼稚園教諭として働かれている方の多くは大学や専門学校で学び資格を取得したのではないでしょうか。
バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州では日本の学校で取得した単位を認定してくれ、現地で働ける免許に書き換えることができるんです。
つまり「バンクーバーで学校に通わなくても保育や幼児教育に関する資格を取得することができる」ということ。

しかし注意しなければいけません。
現地の資格を取るというのはあくまでもスタートラインに立っただけです。
園に採用されるためにはあなた自身のスキルが必要になってきますよ。

日本人保育士・幼稚園教諭が苦労するスキルはなんだと思いますか?

それは「語学力」です。

資格は使えても語学力は必要

日本の保育士・幼稚園教諭の資格があればバンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)で働くことができる資格を得られるということはわかって頂けたかと思います。

ただ資格があるから就職先に困らないという訳ではありません。
現地の園に就職するのですから語学力、特に英語力が必要です。
そのため日本からいきなり現地就職を目指すのではなく、まずは学校に通うことをおすすめします。

それでは具体的な通学から就職、その先の永住権までどのような流れがおすすめかをご紹介します。

語学力が低い中でのワーホリ・移住はかなり苦労してしまいますからね。

ワーキングホリデー

実体験から伝える英語力ゼロのワーキングホリデーはやめるべき理由

ワーキングホリデーの目的で多いのが語学力アップ。英語力ゼロで大丈夫と準備をしない方も…。でも英語力ゼロのワーホリはおすすめしません。この記事では英語力がないままワーホリに行った私の友人の経験と共に英語力ゼロの渡航が良くない理由を紹介します。

保育士・幼稚園教諭のカナダ永住へのロードマップ

日本の保育士や幼稚園教諭の資格をカナダ・ブリティッシュコロンビア州の資格に書き換えるとご説明しました。
この資格があることで就労ビザを得ることができ、将来的には永住権取得も夢ではありません。

しかし現地の園に採用されるためには語学力(英語)が必要です。
そこで語学力もアップさせ、現地就活をし、永住権を獲得するまでの流れを具体的に紹介します。

1. 語学学校やカレッジへ通う

日本で保育士や幼稚園教諭として働かれているあなたであれば基本的な知識や経験は問題ないでしょう。
ここで必要なのは「語学力」と「現地での幼児教育の知識」です。

カナダでは他の先生や保護者、子どもたちと英語で話さないといけないので英語のコミュニケーションスキルが大切になってきます。

そんな方はまず語学学校に通うのがおすすめ。
勉強内容は一般的な英会話で十分でしょう。

「日本で英語を勉強してきたのでコミュニケーションに問題はないよ」と思っていてもカナダの文化や歌、童話など日本では学びにくい知識ってありますよね。

それならバンクーバーの幼児教育コースがあるカレッジに通ってみてはいかがですか?
現地の保育士・幼稚園教諭のたまごと一緒に学ぶことができますよ。

ここで必要なビザは観光ビザか学生ビザ。
カナダでは6ヶ月以内の通学であれば観光ビザで渡航ができます。

留学

【手続き5分】カナダの語学学校に観光ビザで通う方法

カナダでは6ヶ月以内の通学の場合、たった5分で終わる簡単なビザの手続きだけでいいんです。ワーキングホリデーは1回きりの制度です。賢く活用しましょう。

6ヶ月を超えるコースの場合には学生ビザを申請しましょう。

続いて語学力と知識をつけたら、現地で働くための手続きです。

2. 資格を書き換える

バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州では日本の保育士・幼稚園教諭の資格を現地の資格に書き換えることができます。

「日本の資格を持っていればいい」という訳ではないので注意してください

現在持っている日本の資格をブリティッシュコロンビア州の資格に書き換えなければいけません。
そのためには日本の学校で保育や幼児教育について学んだ単位をブリティッシュコロンビア州の専門機関に認定してもらう必要があります。

もし資格の書き換えのための単位が足りないのであれば現地の学校で追加して勉強しなければいけません。
この単位認定や資格書き換えの手続きは8ヶ月から1年程の時間が必要。

その間にステップ1に書いたようにバンクーバーの語学学校や専門学校で英語力や現地の保育・幼児教育スキルをアップさせるのもおすすめですよ。

ここまでで下準備は終わりです。
実際に現地で働きます。

3. ワーキングホリデーで就労

カナダで働くには就労ができるビザが必要です。
一般的な就労ビザは勤務先が指定されていて、雇用主があなたのビザのためにたくさんの準備をしなければいけないのでハードルがとても高いんです。

現地での職歴がない外国人のあなたを採用するというのは実は厳しいことなんです。
同じスキルを持っているのであればカナダ人と日本人を比較し、カナダ人が採用されます。
下手をしたらあなたのほうが高いスキルを持っていても就労ビザ取得のために不採用になってしまう可能性も…。

しかし、もしあなたが30歳以下ならワーキングホリデーを活用できます。
ワーキングホリデーは勤務先に制限がなく、単発のアルバイトでも働くことができます。

先程はとても高かった就労ビザをクリアできるのがワーキングホリデービザなんです。
まずはワーキングホリデーを使い、現地での経験を積むことが就労ビザ取得へ繋がります。

4. 就労ビザで2年間働く

ワーキングホリデーの1年間で現地での就労経験を積むと就職活動での選択肢が増えます。
あなたが人事ならどちらを採用しますか?

  • 英語が話せるのかわからない、何ができるのかわからない外国人
  • 現地で英語を使い1年間働いてきた外国人

明らかに後者ですよね。

さらにワーホリで働いた園があなたのことを認めてくれるのであれば、ワーホリ終了後もその園で就労ビザのサポートをしてもらえる可能性もあります。
そうすれば慣れた環境で続けて働くことができますね。

ワーホリで1年、就労ビザで2年の合計3年間バンクーバーに住んでいると、これからずっと住みたいなと思うかもしれません。
そうなったらカナダの永住権の取得を目指してみましょう。

5. カナダ永住権取得

今まで使ってきたワーキングホリデーや就労ビザは滞在期間や勤務先に制限がありました。
つまりビザが切れると帰国しなければいけません。

「ずっとカナダにいたい」と思うなら永住権を申請してください。
永住権があればずっとカナダに住むことができますし、勤務先の制限がありません。

ちなみに「永住権」はカナダに住み働くことができる権利。
カナダ国籍(市民権)とは異なるので日本国籍を持ったままなので安心です。

しかし選挙権(投票をする、立候補する)はないので注意してくださいね。

なお、ワーキングホリデーを活用し永住権を取得するための基本的な戦略の解説記事も合わせてご覧ください。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーを活用し永住権を取得するための基本4ステップ

「将来海外で永住権を取って移住したい」という夢や目標を持っているあなた。しかし永住権取得の難しさを感じていませんか?ワーキングホリデーを活用すれば永住権取得の可能性が広がります。どのようにワーホリから永住権取得へ繋げていくのかご紹介します。

資格書き換えとビザ取得は専門のエージェントに相談

ここまで日本の保育士・幼稚園教諭資格をブリティッシュコロンビア州の資格に切り替えたり、いろんなビザを取得し滞在する方法をご紹介してきました。
切り替えの手続きやビザの申請は非常に難しいです。

英語力が必要なのは当たり前ですが、関連する法律はすぐに変更されるので常に最新情報をチェックしなければいけません。
そして人生で一度きりしかやらないことなので、必死に勉強して調べても無駄になってしまいます。
それならTOEFLや英会話の勉強をしたほうが自分の身になりますよ。

難しいこれらの手続きはすべてエージェントに依頼するのがおすすめ。
お金はかかってしまいますが、あなたのような日本から移住する保育士・幼稚園教諭を毎年何人もサポートしているため安心です。

その中でもバンクーバーにあるCOSカナダ留学サポートデスクが運営する「ホイクペディア」の相談・書き換えサポートがおすすめ。
相談はもちろん無料。
あなたにあった語学学校の紹介も無料。
万が一免許の書き換え申請が却下された場合にはサポート費用が返金されます。

まだ将来のことやカナダのイメージができていないざっくりとした状態でも無料で相談してみてはいかがですか?

まとめ

バンクーバーがあるカナダのブリティッシュコロンビア州では日本の保育士・幼稚園教諭の資格を現地の資格に切り替えることができます。
現地の資格があればワーキングホリデーや就労ビザを使い現地の園で働くことができます。

そして数年後にはカナダの永住権も視野に入ってきます。
しかし、これらの手続きは複雑で面倒です。
あなた自身のためにもエージェントに依頼してみてくださいね。

ホイクペディア | 海外保育士の留学情報サイト